DFIとUbuntuオペレーティングシステムの発行元であるCanonicalは、IoTハードウェア認定パートナープログラムを締結しました。DFIは、Ubuntu認定IoTハードウェアの提供を目的としたこのプログラムに参加する世界初の産業用コンピューターメーカーです。オンラインアップデートメカニズム及び認定されたDFIオンラインアプリケーションストアは、DFI製品アプリケーションの柔軟性を高め、ソフトウェアとハードウェアの開発時間を短縮し、新しいサービスを早めに導入できます。DFIのRemoGuard IoTソリューションは、アウトオブバンド管理テクノロジーを通じて、リアルタイムのモニタリングとパーティションレベルのシステムリカバリを提供します。Ubuntuのオンラインソフトウェアアップデートに加えて、RemoGuardはサービスの中断を回避し、メンテナンスの人件費を削減するとともに、応答時間を短縮してシームレスなIoTエコシステムを確立できます。
盛んに発展している5Gモバイルネットワークから産業用ロボットアプリケーションまで、多数の小型基地局、エッジコンピューティングサーバー、ロボットが屋外または過酷な産業環境で配置されています。DFI認定ハードウェアで稼働するUbuntu CoreとRemoguardは、ソフトウェアアップデートでオンサイト修理のリスクや問題がもたらされることはないという安心感をもたらします。
「Canonicalと協力し、IoTハードウェア認定パートナープログラムに参加することで、DFIはIoT開発者にソフトウェア導入のタイムライン短縮と、システムアップデートのリスク低減というメリットを提供し、組み込みにおけるソフトウェアの役割を強化することを目指しています。提携を通じて提供される追加のコンサルティングサービスは、企業顧客がソフトウェアとハードウェアを含むソリューションを迅速に構築するために役立ちます」と、DFIのSteven Tsai社長は語っています。
「DFIとCanonical、及びそのパートナーは、ゲートウェイやマザーボードで最高のUbuntuエクスペリエンスを提供するために緊密に連携しています」と、CanonicalのIoTおよびデバイスVP、Tom Canning氏はコメントしています。「開発者にとっては、市場への近道を示す生産的な事前認定環境となります。企業は10年間のサポート、セキュアブート、フルディスク暗号化、セキュアデバイスリカバリ、OTAアップグレードによって提供されるセキュリティと柔軟性の恩恵を受けることができます」