産業用コンピューターは、台湾のメーカーが常に優位性を持つ業界であり、年間総売上高は約80億米ドルに達しています。TrendForceが7月に発表した調査レポートによると、2021年上半期において、「スマートマニュファクチャリング」、「スマートヘルスケア」、「インテリジェント交通システム/インフラストラクチャ」を専門とするDFIは、前年同期比25.2%増で、売上高が52億8,000万台湾ドル(1億8,670万米ドル相当)となり、第3位にランクインしました。Ennoconn(S&T GroupとKontronの親会社)とアドバンテックに次ぐ業績を上げています。
TrendForceは、著名なDRAMeXchangeをはじめとする多様な業界の顧客に、詳細なマーケットインテリジェンスと専門的なコンサルティングサービスを提供している、世界有数の半導体研究機関です。全世界で50万人以上の会員を擁するTrendForceは、主要な技術分野や新興の技術分野で活躍する顧客と強力な関係を築いています。
DFIは、2017年にQisda Groupに加わり、2019年にサイバーセキュリティ事業拡大のためにAEWINを、そして多様化した包括的なソリューション拡大のためにAce Pillarをそれぞれ買収しました。
グループ傘下の強みを活かし、DFIはすでにサプライチェーン管理と製造の生産性を全く新しいレベルに引き上げています。DFIの組込みコンピューティング能力とソリューションは以降もスマートアプリケーションおよびオートメーションの分野でニッチを見出し、グループのリソースから恩恵を受けながら、様々な産業でグローバルに拡大しています。
「売上高の順位に関わらず、当社は40年以上にわたりマザーボードと組込みコンピューターの製造に取り組んできました。このような実績は、常に卓越性を追求する当社にとって、さらにやる気を起こさせてくれるものとなります」と、DFIのSteven Tsai社長は語っています。
1981年に設立されたDFIは、複数の組み込み産業にわたって高性能のコンピューティングテクノロジーを提供するグローバルなリーディングプロバイダーです。その革新的な設計と高度な品質管理システムにより、DFIのインダストリアルグレードソリューションは、ファクトリーオートメーション、医療、ゲーム、輸送、スマートエネルギー、ミッションクリティカル、インテリジェントリテールなどの幅広い市場において、お客様の機器の最適化、高い信頼性、長期のライフサイクル、24時間365日の耐久性実現を可能にしています。
出典:TrendForce