DFIの2022年上半期の売上は同期間の最高を記録 営業指標の最適化を継続
組み込み型マザーボードと産業用コンピューターのグローバルリーディングカンパニーのDFI(2397)は8月15日にオンラインの投資家会議を開催し、2022年第2四半期および同年上半期の連結財務諸表を発表した。上半期の連結売上は77億2300万台湾元に達した。これは前年比46.29%増加で、同時期として最高を記録した。DFIは、今後も社内の各種会計指標の最適化を図るとともに、下半期の全体的な外部経済リスクに事前に備える。
DFIの蘇家弘社長は、部品不足が改善され始めたため、DFIは原材料の価格を顧客と調整していると述べた。新工場の継続的な生産能力増強とあわせて、DFIの営業総利益は14億8200万台湾元、売上総利益率は19.19%となり、3四半期連続で改善した。親会社に帰属する純利益は1億9900万台湾元だった。一株当たり利益(EPS)は1.74台湾元となり、年間55.36%増となった。
今クオーター単体では、第2四半期のDFIの組み込みシステム事業のBBレシオは1.43だった。顧客の要求に合わせて受注と納入を調整する一方で、同時に世界的な在庫調整の圧力を受け、DFIは新たな在庫管理を実施している。同社はグラフィックと工作機械の両方のニーズに慎重に対応し、在庫水準を四半期ごとに調整する予定である。
DFIの李昌鴻副会長は、同社は今年下半期に在庫調整、インフレ、経済の減速、経済全体の不確実性、市場変化に直面すると思われるが、さまざまな市場における新たなインフラへのニーズは明白であると述べた。これらのニーズは、オートメーション、5G、AIoT、その他のスマートアプリケーションの成長を生み出す。そのため、DFIは外部リスクへの事前対応を慎重に行うほか、内部の在庫管理を最適化する。全体の業績は、さまざまな営業指標に従って四半期ごとに最適化されており、DFIは今年下半期について慎重ながらも楽観的である。
DFIは、市場でのスマートアプリケーションへのニーズと多様性、方向性を考慮し、グリーンエネルギー、情報セキュリティー、フィンテックといったアプリケーションに関して市場プレゼンスを高め、それにより異なるアプリケーションへの顧客ニーズに応えていく。