DFIがVicOneと共にEmbedded World 2023に出展 安全且つスマートな交通環境を創造
組込みマザーボードおよび産業用コンピューターの世界的リーディングカンパニーであるDFI（2397）は近年、電気自動車（EV）市場に参入しており、まもなく開催されるイベントEmbedded World 2023にて、トレンドマイクロにより新たに設立された車載向けセキュリティ子会社であるVicOneと共に、車載セキュリティソフトウェアアプリケーションサービスに関する技術を公開展示し、全面的なサイバーセキュリティによりスマートシティを保護します。
今年、DFIはコネクテッドカー（Connected Vehicle）とスマートポール（Smart Pole）への使用が可能なAI演算とIoV（V2X）を公開するために、会場にスマート交差点の実物を設置し、路側の路・車間通信設備（RSU、Road Site Unit）、デジタルサイネージ（Digital Signage）、インテリジェントエッジコンピューター（Intelligent Edge Computer）から、車側の車載通信ユニット（OBU、On Board Unit）、車載用AIコンピューター（In-Vehicle AI Computer）、ドライバ用HMI（Driver HMI）まで提供します。
DFIとVicOneは、ハッカーがスマートデバイスの脆弱性を利用して侵入を試み、車両の走行や人と車の安全に影響が及ぶ場合、OBUに内蔵されるIDPS（xCarbon）が異常メッセージを受信した後、ただちにHMIとコミュニケーションを取り、バックエンドのVSOC（xNexus）に報告し、相応する防止措置を実行するといったC-V2Xの実例を展示します。VicOneの車用サイバーセキュリティソリューションは、異常データ信号を把握して即時に警告し、自動車メーカー、輸送車事業、システム供給業者の強力なセキュリティ視野の確立、ハッカーによる攻撃と侵入の防止と防御をサポートします。
DFI総経理の蘇家弘氏は、EV関連の新技術が盛んになるにともない、IoVの発展が急速に注目を集め、スマートシティに取り入れられていると語ります。各種輸送設備、交通用信号、交通インフラはネットワークにより大量のデータを共有し、さらにバックエンドのAI演算を経て、交通効率及び歩行者の安全性を向上します。これを鑑みて、DFIは積極的にスマート交通を展開し、IoVソリューションC-V2Xを提供し、交通効率、歩行者の安全性、スマート交通の情報セキュリティにおける問題を解決し、スマートシティに柔軟且つ先進的な組込みソリューションをもたらすことを期待しています。
VicOneの戦略的パートナーシップ担当副総裁の蔡木本氏は、情報セキュリティはスマートシティの交通の発展に欠かせない重要なポイントであり、設計段階で運輸手段、配車管理、スマートポールに情報セキュリティを組み入れ、公共交通機関や自動運転車の新型態のハッカーの攻撃への対応に効率的に協力していると語ります。
世界的な産業自動化、デジタルトランスフォーメーションがもたらした新しいインフラ構築の波を背景とし、DFIは提携パートナーと協力し、小型エッジコンピューティング製品の研究開発及び統合を続け、共同で各現場のアプリケーションのための先進的な組込みソリューションを提供し、企業のOTのスマート化におけるベストパートナーとして将来の基礎を固めます。