DFI、インドの産業転換の機会を掴むべく、販売店6社と提携
組み込みシステムおよび産業用コンピューター（IPC）ソリューションのグローバルリーディングカンパニーであるDFIは、かねてより東南アジア市場に進出しており、インドにおける近年の飛躍的な経済成長を踏まえ、同市場への展開を強化することを発表し、明日（23日） 、Dynalog Limited社をはじめとする販売店6社と一挙に提携関係を結びました。DFIは、40年以上にわたってIPC分野に携わってきた経験と、現地パートナーのチャネルの拡販力を活かした提携関係により、より現地に根付き、現地の産業オートメーション、ネットワーク、国防、交通運輸、スマートシティなどの分野における変革の機会を掴むことを目指します。
DFIは、今回の提携を推進することで、「ブランド認知度」および「製品の市場シェア」の2つを急拡大させることを目標としており、パートナーとして選出された販売店も、各地域においてそれぞれの強みを有しています。Dynalog社は、オートメーションソリューション分野で30年以上に及ぶ実績があり、インド全土で事業を展開しています。Technics社は、産業オートメーションおよびIoT市場をターゲットとするインドの大手オートメーション・ソリューション・プロバイダーであり、北インド地域で強い存在感を確立しています。Alltronix社、Avihs社、Netport社の各社は、南インド地域に注力しています。LUBI ELECTRONICS社は、組み込みコンピューティングや組み込みシステムオンモジュール（SOM）などの組み込みシステム市場を専門とする、インドの大手オートメーションソリューション企業です。
現地チャネルを組み合わせ、インドの産業転換におけるベストパートナーとしての役割を果たす
ナレンドラ・モディ首相の就任以来、インドは「メイク・イン・インディア（Make in India）」をはじめとする産業転換政策を積極的に推進しています。これに相まって、14億人に及ぶ世界最多の人口から巨大な内需のビジネスチャンスも生み出されており、近年、インドは世界で最も急成長を遂げている新興経済国の1つとなり、アップルやグーグルといった国際的な大手企業が次々と参入しています。2022年におけるインドの国内総生産（GDP）成長率は6.7％であり、英国を抜いて世界第5位の経済大国となりました。そして、将来的には世界第3位の経済大国となることが有力視されています。
DFI総経理の蘇家弘氏は、インドは現在、世界の産業における激戦地となっており、特に、同国政府がメイク・イン・インディア政策に力を入れていることで、多くのメーカーがインドに工場を設立しているほか、現地の製造業におけるオートメーションやスマート化などの変革が推進されるようになったと述べています。そして、DFIは、産業グレードのマザーボード、組み込みコンピューターモジュールからシステムソリューションに至るまで、多様な製品ラインを有し、産業転換に必要とされる重要なコンピューティングパワーや、二酸化炭素削減に役立つ小型化されたソリューションを提供することができ、今後、販売店チャネルを組み合わせることで、現地産業の変革におけるベストパートナーとしての役割を果たすことを目指すとしています。
インドのオートメーション展に初出展し、スマートファクトリーソリューションを全製品で紹介
DFIは今年、インドで開催される東南アジア・南アジア最大規模の国際オートメーション展示会、「Automation India 2023」に初出展し、現地市場を開拓していくという更なる決意を示します。200社を超える出展企業と数万人に及ぶ来場者が集う本展示会において、DFIは、ロボットや産業オートメーションなどのアプリケーション向けスマートファクトリーソリューション、新しい1.8インチ高性能マイクロマザーボードPCSF51やM2A-OOBリモートマネージメントモジュールなどの産業グレードの組み込みシステム製品、産業グレードのシステムやタブレット・タッチコンピューターなどの製品を展示します。
劇的に変化する世界経済の情勢、さらには地域的な包括的経済連携協定（RCEP）などの経済政策の実施に後押しされ、東南アジアは、2022年に続いて今年も、主要な牽引役として世界の経済成長をリードしていきます。このためDFIは、インドに加え、タイ、シンガポール、マレーシア、ニュージーランド、オーストラリアなどの地域においても展開を進める計画を打ち出しており、東南アジア各地の市場とのつながりを全面的に強化し、ブランドの影響力を更に拡大することを目指しています。