DFI、MDSと手を組み、Smart Factory + Automation World 2024でAI組み込みソリューションを展示
世界をリードする組み込みマザーボードと産業用コンピューターメーカーであるDFIは、韓国の販売会社MDSとともに、韓国・ソウルで開催されるSmart Factory + Automation World 2024で画期的な共同展示を行うことを発表しました。この展示会では、TGH960システムオンモジュールとそのAIエッジコンピューティングの応用をテーマとした独自のデモンストレーションが行われ、ディープラーニング機能や顔・物体認識機能に焦点が当てられます。
1990年から開催されたSmart Factory + Automation Worldは、韓国のオートメーション市場において随一の国際展示会であり、業界のリーダー、イノベーター、技術愛好家が世界中から一堂に集結します。今年は500の出展者が2,000の展示ホールに出展し、70,000人の来場者が見込まれています。組み込み業界の最前線に立つリーダーとして、DFIとMDSは、このイベントを活用し、スマート製造と産業オートメーションの未来を再定義していきます。
DFIのブースでは、産業用マザーボード(IMB)、シングルボードコンピュータ(SBC)、システムオンモジュール(SoM)、ボックスPCなど、数多くの最新ソリューションが展示されます。Box PCやファクトリーオートメーションなど、多用途アプリケーション向けに設計されたTGH960 SoMの実演がハイライトとなります。
TGH960は、エッジAIビジョンコンピューティング向けに最適化された第11世代インテル® Core™ SoCプロセッサーと、複雑なタスクのパフォーマンスを高めるインテル® Iris® Xeアーキテクチャー、そしてAIアクセラレーションを搭載しています。特に注目すべき点としては、大幅にアップグレードされたAIアクセラレーションによって、これまでXeonプロセッサーでしか利用できなかったDeep Learning Boost(DL Boost)機能とVector Neural Network Instruction (VNNI)セットがサポートされるようになったことです。
MDSのAI BOXは、ディープラーニングにおける性能が顧客から高い評価を多数受けています。同時に、DFIのTGH960は、このAI BOXに強力な物体認識技術を導入しています。また、AI BOXは防衛産業や食品産業にも応用できる可能性を秘めています。DFIとMDSは、技術協力の可能性を広げ、AI市場向けの高品質製品とサービスを共同で届けるため、引き続き協力していきます。
イベントの詳細
会場:ソウルCOEX(ホールA、B、C、D、ロビー)
会期:2024年3月27日~3月29日
DFI・MDSブース:ホールC C541