AIによるエッジコンピューティングの性能が効率的に
第3世代Intel® Xeon®スケーラブル・プロセッサー搭載のサーバークラスマザーボード、ICX610-C621Aは、AIの高速化に特化して設計されており、強力で高速な演算および画像解析能力を備えるほか、高速のデータ転送が可能なさまざまなインターフェース、10Gbpsにも及ぶインターネット転送スピードも持ち合わせ、生産ラインにおける欠陥検査、ビジョン分析、アーム制御などの装置を効果的に統合・簡素化し、従来コンピューターが2台必要だった性能を1台で確保できるようになりました。医療分野では、強力な演算性能をもって、MRI、CTなど高精度なアプリケーションにおけるAIの深層学習を加速させ、3D手術のトレーニングまで強化することができ、成熟したインテリジェント手術技術への道を開きます。
効率的なサーバークラスマザーボード
ICX610-C621Aマザーボードは、TDP 205W以上の高い計算能力を持つ第3世代Intel®Xeon®スケーラブル・プロセッサーに対応するとともに、Intel®Speed Select Technology (Intel® SST)機能を通じて、CPU性能に対する制御能力を引き上げ、平均性能は前世代比で1.46倍に向上しています。複雑性・負荷の高いコンピューティングタスクの性能も大いに最適化します。
驚異的なAI深層学習能力
Deep Learning Boost(DL Boost)とベクトル・ニューラル・ネットワーク命令(VNNI)は、ICX610-C621AのAI推論性能を加速させ、画像分類における性能が前世代比で1.56倍向上しており、より正確で信頼性の高い生産ラインや医療検査装置の推論を実現します。
かつてないほどの高速読み書き
新しい世代を切り開くICX610-C621Aは、新世代のハイエンド装置向けに特別に設計されています。16GT/sにも及ぶ転送速度をもつPCI Express 4.0により、最大512GB、3200MHZのECCメモリーに一括対応し、ハイエンド検査装置の重い作業負担を軽減し、検査効率を引き上げます。
10Gbps超高速ネットワークにアップグレード
欠陥検査やマシンビジョンなど高精度な演算装置のニーズに応えるべく、高解像度画像の転送を高速に処理できる10GLANの高速ネットワークは、機械同士(M2M)の通信を加速させ、真の意味でインダストリー4.0の産業自動化を実現します。
エッジデバイスに対するインテリジェントな遠隔管理
インテリジェント・プラットフォーム・マネジメント・インターフェイス(IPMI)に対応しているICX610-C621Aは、IPMI LANとベースボード・マネジメント・コントローラー(BMC)を通じて、帯域外リモートの形で装置を管理し、エッジデバイスの電力容量、温度、ファン回転数などの動作状態を遠隔監視、制御、レポートを自動的に作成することができます。それに加えて、BIOSやファームウェアのアップデートをワンクリックでリモートインストールできるため、保守スタッフを現場に向かわせる時間やオンコールコストを大幅に削減します。
効率的なエッジコンピューティングに特化した拡張設計
ICX610-C621Aの拡張性により、より多くの周辺機器を接続できるほか、PCI Express Gen4を採用することで、前世代マザーボード比で2倍のデータ転送速度を実現しています。ハイエンドな欠陥検査、医療画像向けに設計されたPCIe x16、PCIe x8、COM、USB 3.1、LPCなど豊富な拡張インターフェースに加え、SSDの拡張はM.2 M keyとSATAインターフェースと併せたIntel® 3D NAND SSDとIntel Optane SSDにより実装可能で、重要データを安全に保存します。
デュアルOS対応
WindowsとUbuntuの両OSに対応しているICX610-C621Aを用いることで、開発者は使い慣れた環境でアプリケーションを開発することができます。
産業用長期間サポート
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