エッジコンピューティングを制する:EHLシリーズ 超低消費電力インテル® Atom™ x6000シリーズがベース
インテル® Atom™ x6000シリーズプロセッサーを搭載したDFIの新世代EHLシリーズ組込みコンピューティングソリューションは、IoTデバイスの管理と相乗効果を高めるべく設計されています。新しいSoCは、前世代と比較して、シングルスレッド性能は1.7倍、グラフィック性能が最大2倍に向上されています。この性能向上により、リモートの産業用制御機器やキオスク、医療用モニタリング機器、モバイルAGV/AMRなどをエッジでの動作に迅速に対応させ、スマート管理によりエッジデバイス間の同期や連携の効率を最適化することで、より包括的でシームレスな自動化システムを実現します。
さまざまなシナリオでIoTを支援
ITインフラがエッジに移行するのに伴い、デバイスのリアルタイム応答性、低消費電力性、環境耐性がより重視されています。DFIは、インテル® Atom™ x6000プロセッサーを搭載した、EHLシリーズ産業用マザーボード、CoM(コンピューターオンモジュール)、ファンレス組込みシステムを特別に設計しています。DFIは、SBC、Mini-ITX、COM Express Compact、COM Express Miniなどのフォームファクタのボードを用意しているほか、-40~85℃で効率的に動作することにより、IoTデバイス展開時の環境的制約を容易に克服できる、小型産業用コンピュータも提供しています。 EHLシリーズは、SBC、Mini-ITX、COM Express Compact、COM Express Miniから小型PCまで、4.5W~12Wの範囲でより多くのコンピューティング性能オプションを提供し、-40~85℃の周囲温度で効率的に動作することを保証するとともに、多様な産業制御、AGV/ロボット制御、遠隔医療モニタリング、医療用ディスプレイ、交通管理などのIoTデバイス管理とリアルタイム応答を実現します。
遅延のないデータ転送
独立した2.5G LANは、一般的な1G LANよりも驚くほど高速な転送を提供し、同時に内蔵された帯域内管理機能、vPro、AMTにより、エッジデバイス間の相乗効果をよりリアルタイムかつシームレスに最適化することができます。一方、EHLシリーズは、ブロードバンド無線伝送の5GとWifi 6にも対応しており、ケーブルに起因するデバイス展開の制限を解消します。
高速で多様な接続性
EHLシリーズは、高速PCIe Gen3信号を活用し、拡張性と接続性の最適化を達成しています。最大32GをサポートするDDR4-3200メモリに加え、EHLシリーズはPCIe x4、PCIe x1スロット、M.2 B & Eキー、nano SIMスロット、LAN、COM、USB 3.1 Gen2、SATAなどの各種I/Oを提供し、エッジコントロールの応答性、拡張性、接続性を大幅に強化しています。
3台の4K HDRで圧倒的なビジュアルを実現
EHLシリーズは、4K Ultra HDの独立ディスプレイを最大3台まで同時に接続することができ、産業、小売、ショッピングモールのデジタルサイネージなどのアプリケーションにおいて、細部までの繊細かつ高速に表示するディスプレイを提供し、類まれなビジュアル体験を実現します。
強固なリモート管理機能
EHLシリーズでは、デスクトップやサーバーモデルでのみサポートされていたvProとAMTをAtomプラットフォームに導入し、Wi-Fiや有線イーサネットによる帯域内信号方式を通じ、リモートデバイスの監視だけでなく、管理やOSとソフトウェアのアップデートも行うことができます。また、OSがダウンした場合でも、帯域外の管理機能により、システムやアプリケーションを容易に復旧させ、ダウンタイムを短縮することができます。
100%自社生産のボード
設計、開発から製造まで、DFIのマザーボードは100%自社生産の原則に従っており、製造品質と情報の機密性が保証されています。これらのボードをベースにして開発された組み込みシステムは、耐久性に優れたシャーシに組み込まれ、同時に迅速で万全なアフターサービスを通して、製品の品質を確保します。
産業用長期間サポート
製品ライフサイクルに長期サポートと、ご購入後も安心です。 DFIは最大15年間の製品ライフサイクルをサポートし、パフォーマンス、品質、および将来の修理と交換を保証します。