タッチコンピューターの枠組みを超え、業界をリードする6軸慣性計測ユニット「IMU」を統合
車載システムの一元化が進む中、VP070-M8Mは、情報を受信・表示するだけという従来のタッチコンピューターにとどまらず、業界をリードする慣性計測ユニット(IMU)を統合しています。加速度計(Accelerometer)とジャイロスコープ(Gyroscope)を組み合わせることで、車両の状態や運転の傾向などの車両データを収集し、イーサネット(Ethernet)、CAN Bus、USBなどのインターフェースを介して、またはM.2スロットを使用してWi-Fi、3G/4Gネットワーク接続などの機能を拡張することで、内部と外部でデータを交換することができます。この設計により、ユーザーの全体的なシステム計画の柔軟性が全面的に向上します。
広い動作温度・耐振の設計による、業界屈指の安定性
自動車の走行環境は変化が多く、車載システムには、温度や湿度などの外部環境の変化に対する耐性が特に厳しく求められます。VP070-M8Mはこの点に力を入れており、特に性能に大きく関わる冷却部分では「ファンレス」設計を採用しながら、70℃の高温環境でも正常に動作することができます。また、IP65の防水・防塵性能、E-Mark認証取得の電磁特性、軍用規格の耐振性、さらにはスマート電源イグニッションコントロール(Smart Power Ignition Control)などの保護機能を備えており、さまざまな環境に適応できる業界屈指の安定性と信頼性を発揮します。
高性能な演算能力と7インチタッチパネルの組み合わせで、人と機械のインタラクションが向上
VP070-MXMは、Armアーキテクチャ、マルチコアNXP i.MX 8Mプロセッサ、最大4GBまで拡張可能なLPDDR4 DRAMを採用しており、最大1.3GHzの高性能演算を実現します。また、7インチの液晶タッチパネルと組み合わせることで、使用しやすいAndroid 9.0またはYocto 2.5オペレーティング・システムをサポートでき、人と機械のインタラクション体験を向上させます。運転中に必要な情報を迅速かつ正確に取得することで、運転の安全性をさらに向上させることができます。
産業用の長期サポート
40年以上にわたり産業用コンピューターの分野に深く携わるDFIは、豊富な業界経験を有しており、技術問題は平均8時間以内にレスポンスをします。また、製品の平均ライフサイクルは15年を超えるほか、製品の不良率を1,000 DPPM未満に抑える技術力も有しています。同時にDFIは、MIHの電気自動車オープンプラットフォーム、財団法人車両研究テストセンター(ARTC)などのパートナーとも緊密に協力しています。社内外に充実したリソースを持つDFIは、業界における長期的な協力のベストパートナーとして役割を果たしています。