日常の買い物風景の裏側にある高度な技術
ラベルプリンター搭載の電子計量器は、生鮮食品小売業において長きにわたり不可欠な機器となっています。大きな肉から繊細なトリュフチョコレートまで、さまざまな品目を高い精度で計量することができます。最近の高度化された電子計量器は、強力なネットワーク機能を備えています。遠隔集中管理システムを通じて、複数の商品の価格や割引を一度に更新することができ、店舗の業績、部門の収益性、商品の人気度などの貴重な情報を得ることができます。DFIの定評ある高品質とビジネスサービスにより、インテルの最新世代Atomプロセッサーを採用した産業グレードマザーボードが、200年の歴史を持つ計量器メーカーの統合型計量小売ソリューションの基盤となりました。
地域:ヨーロッパ
業界:生鮮食品小売業
アプリケーション:電子計量器
ソリューション:ODMカスタマイズマザーボード
「度量衡」は間違いなく、人類の最も偉大で重要な発明の1つです。
生鮮食品を電子秤に乗せ、バーコードを印刷し、商品パッケージに貼り付け、ショッピングカートに入れてレジに向かう、というのは、昔から人々が慣れ親しんできた日常の風景です。しかし、この一見単純なプロセスにも、アプリケーションの基礎となる多くのハイテク技術が必要です。
技術の進歩に伴い、電子計量器にも操作がより容易なカラータッチスクリーンや、最大1万種類の商品情報の保存、遠隔管理システムや販促プログラムによる商品価格の随時更新、ビジネスインテリジェンス分析の実施など、より新しい機能が次々に組み込まれています。しかし、唯一変わらないのは高い信頼性と確かな製品品質への厳しい要件です。
1796年操業で、200年以上の歴史を持ち、蒸気機関の製造からスタートした欧州のある計量器メーカーは、当初特定の産業用コンピューターメーカーの製品を15年間にわたり使用していました。新世代の電子計量器の仕様を考慮し、より良い製品品質とビジネスサービスを必要としています。DFIの産業オートメーションおよびデジタルヘルスケア分野での実績と、ドイツの著名な医療用コンピューターメーカーであるACL社との戦略的提携の実績から、新世代の統合型電子計量器製品ラインの基盤として、同社はDFIのEHL171 Mini-ITXをベースとした産業用マザーボードのカスタマイズを選択しました。